ある日、ハン(チャン・ヒョク)は帰宅すると家に大量の血痕が。わけもわからないままそのまま妻殺害の被疑者となり逮捕されてしまうが…。
殺害現場には残された証拠がない。
弁護士カン(ハ・ジョンウ)と検事アン(パク・ヒスン)の法廷サスペンス。
物的証拠も目撃証拠もないのに、どんどん追い詰められていくハン。
検事の防犯カメラの回収があまりにも早かったり、何かがあると思わせられる展開。
裁判で繰り広げられる検事の迫力ある演技や、冤罪という悲劇を出さないように奔走する弁護士。
最後の結末には見事騙されましたが、検事も弁護士も真実を追及するという考えは一致していて、その二人からは人間の情や、正義みたいなものを感じました。
決して派手な場面があるわけではないのですが、人の心の奥底にある心理を追及していくような、心の中の閉ざされた部分は不気味だと感じました。
綺麗な顔のチャン・ヒョク演じる不気味なサイコパスと、スッキリした結末は韓国作品ならではの法廷作品でした。
