MayumiM

RONINのMayumiMのレビュー・感想・評価

RONIN(1998年製作の映画)
3.8
冷戦終結が根底にあってこその設定だったのか……と見終わってから気づいた大バカ者はコチラになります(汗)。
ともあれ、シブい面子を揃えながら実にトンデモな強奪劇を繰り広げる一作で、ケースの中身を知らないまま当事者たちがスッタモンダするのはいいとしても、ソレに容赦なく巻き込まれる一般の人々の立場たるや一体……と悩んでしまうこと請け合いな点はどう解釈すべきなのか。
とりあえず、男の浪漫を超絶堪能できるうえに、全編謎だらけなのに勢いで圧倒されてしまえばいいと思わざるを得ない点はある意味清々しい。
個人的には「ランタンのせいで本来の壁の色が判らない」というガイドさんの台詞が突き刺さっちゃったんだけど……そのランタンってアレですか、人間松明ってヤツですか……。

それはともかく、カーチェイスを頑張ってる方々の表情がやけにこわばってて微笑ましかったり、粋がってる若造感満々のショーン・ビーンが可愛かった(しかも死ななかった)点は特筆モノ。
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