TAK44マグナム

天使行動のTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

天使行動(1987年製作の映画)
3.5
ヒデキ、カンゲキ!


物心つくかつかないかの頃、ブラウン管に映る山口百恵にチューをしていたTAK44マグナムです、御機嫌よう!

そんな時代に男性アイドルとして人気絶頂だったのが新御三家と呼ばれた西城秀樹、郷ひろみ、野口五郎。中でもワイルドな風貌で一番人気があったんじゃないかと思うのが西城秀樹でした。
先日、亡くなわれたというニュースが飛び込んできて話題になっていますが、さすがは大スターですね。近年は病気の事もあって露出が極端に減っていたにもかかわらず、ワイドショーや新聞のトップを飾るわけですから・・・。
謹んで、ご冥福をお祈りいたします。

さて、そんな西城秀樹が大人の事情か何か分かりませんが、香港の映画に出て、とんでもないアクションを実際にやらされているのがこちら、「天使行動」であります。
西城秀樹は主演といって良いでしょうね。
主演女優ムーン・リーの相手役で、行動的な刑事を演じています。
どの程度、ダブルを使わずにやっているのか分からないのですが、話によるとカンフーアクションを含めて殆ど自ら演じているという事です。
ヘリから宙吊りとかもやってて驚き。
タイマンのカンフーバトルも様になっていて格好いい!
未経験だってのに凄いですよね。
運動神経が良いのはテレビでやっていた芸能人運動会でも活躍していたから分かりますが・・・。

日本だとVHSしか無くて、仕方なく某動画サイトを利用したのですが、字幕がないので話はよく分かりません(汗)
どうやら、麻薬組織を潰すために警察な特別チームが捜査というかバトルを繰り広げます。
そのチームのメンバーに西城秀樹も参加、同僚のムーン・リーと良い雰囲気になるのです。

ムーン・リーが可愛いのなんの!
ものすごくキュート!
西城秀樹とキスシーンもあって、キスされる表情がまた良い!
ヒデキ、羨ましいぞ!
藤原紀香が同じように香港映画の「SPY_N」に出演した時は、共演者のアーロン・クォックと大人な関係に発展したとの専らの噂になりましたが、西城秀樹とムーン・リーもそんな風にならなかったのかな?

ムーン・リーは本作からアクション女優として開眼したらしいですが、最初から無茶やらされてまして、当時の香港映画がいかに俳優を捨て駒扱いしていたかが非常に良く分かるサンプルと言ってもよいかと。
なんの装備もなしでビルをよじ上らせるとか当たり前(汗)
落ちたら死ぬよ!
組織のボスを殺してその座を奪った非情な女ボスであるシンシア・ラスター(日本人の女優さんです)との肉弾戦でも死んでもおかしくないスタントをこなしていて、香港で俳優業を営むということがいかに生命の危険と隣り合わせなのかが分かっちゃって恐ろしいです。

メチャクチャ多い敵の軍団との銃撃戦や、誰かを絶対に轢いているであろうカースタントも壮絶。
セリフは何言ってるのか分からなくてもアクションシーンでは何も困りません。
とにかく人が吹っ飛びます!

どうやら本作は大ヒットを記録したらしく、その後シリーズ化されたのですが、西城秀樹は懲りたのか、これ一作限りの出演。
ビルから飛び降りるスタントもやらされそうになって、さすがにビビった西城秀樹はスタントマンに変わってもらったんですって。
そしたら、そのスタントマンがしくじって大怪我したみたいで、そんなの間近で見たら誰だって「もう逃げ出したい」と思いますよ!
それでも映画を観る限りは、西城秀樹はとことん真面目に演技しているし、危険なアクションにも取り組んでいるのが分かりますけれど、内心は「ふざけんな!殺す気か!」なんて憤っていたのかもしれませんね。
西城秀樹よりもムーン・リー推しの映画なので、クライマックスでは西城秀樹は蚊帳の外状態(汗)
コンクリートで固められた車の中で瞑想したりしますよ。

筋などはよく分かりませんでしたが、映画自体は景気良くマシンガンをぶっ放しまくるようなアクション満載で楽しい内容なので、もし追悼の意を込めてDVD化してくれたりしたら、ぜひ再見したいと思います。