このレビューはネタバレを含みます
静図でも動体でもこうも美しい画面。
色と構図と。人と町、海と砂浜、丘と道路、服の色、木と花。音楽。
沖縄行き前後での車を絡めた画面に衝撃。美しい構図と、それを外す動き、ライトと暗さ。
海に行ってからの遊び心と、ゆっくりと絶えない話の転がり方に飽きさせず楽しまされ、それでいて間の捉え方とスカし方、妙が効いていて素晴らしい。
『あんまり死ぬの怖がるとな、死にたくなっちゃうんだよ。』
この台詞を聞きたいが為に、もう一度この映画を観るんだろう。
熱い日本酒を飲みながら。冷めて空になるまで。ありがとう。