ソナチネの作品情報・感想・評価

「ソナチネ」に投稿された感想・評価

色がすごくきれいです。
北野武さんがかっこいい。
発泡音の薄さと色がすごくマッチしてました。
とても静かで、人間の匂いがする映画でした。きれい
スゴい緊張感。
ヤクザの夏休みを見た
アウトレイジより好きかもしれない…
tricktime

tricktimeの感想・評価

5.0
沖縄-乱射
Junko

Junkoの感想・評価

4.0
過去二回程流し見したままだったので、改めて観賞。

全体的に乾いた雰囲気。
何もかもが淡々と静かに進むが、
狂気的な面も淡々と静かに進む。

沖縄、綺麗な海と空、紙相撲…
楽しいのに乾いている。

乾いているのは映画の中のある台詞で分かる事なのだが
今作の後、北野武が事故を起こした事を思うと北野武自身が自分に問い掛けていた作品なのではと思う。

何故、ポスターがナポレオンフィッシュなんだろうと思ったが
ダイバーに人気な魚が銛で吊り上げられているのはビートたけしとして限界という意味もあったのだろうか?
(魚=自分みたいな比喩なのかと思った)

脇役の方々がとても良かった。
キタ

キタの感想・評価

2.3
メインテーマが素晴らしいだけ、みたいに感じてしまったが違う。村川は一体何を考えているのか分からない。生きながらにして静寂を、遊びを現実に取り入れながら急に死を挿入させる人。強いなと素直に負ける。
ヒョー

ヒョーの感想・評価

4.9
ヒョーさん、本日紹介してくれる映画は何でしょうか。

「今回は北野武監督の最高傑作と思ってる『ソナチネ』を紹介します」

北野映画ですか。何でもまた最近見直してるとか?

「そうなんです。ちょっと前に『3−4X10月』のレビューを上げたんですが、それで火が着いてしまって見直したんですよ」

北野映画としてこの『ソナチネ』はどういう位置付けになるんですか。

「監督作としては四作目ですね。北野監督自身これを最後の作品にしようと思ってたらしく、過去三作の集大成的作品でもあります」

ヤクザの抗争というストーリーですがよくあるヤクザ映画とは趣が違いますよね。

「とても芸術性の高い作品ですね。とにかく極端に台詞が少ない。説明台詞も極力排除してますし。言葉より映像で語るタイプの映画ですね」

この作品のどの辺りが惹かれるのですか?

「この作品に限らず初期北野映画は静なる冷たい暴力が渦巻いていて、画面全体にとてつもない緊張感が漂っているんですよ。普通に笑えるシーンもあるですけどそんなシーンでさえバイオレンスが顔を覗かせている。そんな独特の緊張感が初期北野映画にはあって、とても惹かれてしまうんです」

まさにこの作品もオープニングからラストまで終始緊張感漂う作品ですもんね。

「日常と暴力が常に同居してるんです。何気ないシーンだと思った瞬間に当然バイオレンスが始まる。見ていて油断ならない(笑)」

確かにそうですよね(笑)

「この映画でも普通にキャッキャッ遊んでいたら突然殺し屋に殺されるシーンがあります。それまでの緩い空気から一気に緊張感が走るんです。まさに生と死が常に隣り合わせにある」

死というのが非日常の出来事じゃないという事ですね。

「特に今作は北野監督の自殺願望が色濃く反映された作品になっているので終始”死”がストーリー内に付きまとっていますね」

当初の初期タイトルは『沖縄ピエロ』だったらしいですね。

「ゴダールの『気狂いピエロ』に影響を受けているらしいです。北野映画ってアメリカ映画というよりヨーロッパ映画の影響を強く感じますよね」

それもあってフランスとかイタリアとかで評価が高いんですかね?

「それも一つの要因でしょうね。それとスタイリッシュな作風が受けたのかもしれませんね。先程も言いましたが台詞ではなく映像で語る作品なので外国人にも感覚的に伝わるんじゃないですか」

この後『HANA−BI』で金獅子賞を取るわけですから。

「ただね『HANA−BI』で賞を取るならこの『ソナチネ』で取って欲しかったという思いもあります。作品の質でいえば圧倒的に『ソナチネ』の方が出来が良いと思いますもん」

今では傑作として語り継がれている映画ですが、公開当時は散々な成績だったらしいですね。

「何でも公開一週間で打ち切りになったという話も聞きますね。製作費5億に対して配給収入8千万らしいですから完全に大赤字ですよ(笑)」

凄い作品なんですけどね。

「確かに素晴らしい映画なんですが受ける映画かと言われば難しいでしょうね。私も初見で見た時はピンと来ませんでしたから。今回で見るのは5回目ぐらいなんですが、見れば見る程オモシロくなるスルメみたいな映画ですね」

確かにストーリーでグイグイ引っ張て行くタイプの作品ではないですからね。

「ホント淡々と進んでいきます。映画の半分は沖縄に抗争の助っ人で行ったけどやる事がなくただ遊んでいるヤクザの話ですからね(笑)そりゃヒットは難しいか」

好きなシーンなどありますか。

「沖縄の海岸で相撲を取るシーンがあるんですがあの場面は好きですね。別にストーリーとまったく関係ない場面なんですが、とても強く印象に残ります。このシーンに限らず北野映画って無意味なカットがホント多いですよね」

ただ歩いてるシーンとかよく出てきますよね(笑)

「ホントよく歩いてる(笑)。遠くから歩いてきて車に乗り込み走り去るみたいなシーンでも、ずっとその様子を写してるんです。普通の監督なら編集で短くカットするような部分をカットしない。ただその事で独特のリズムが生まれているのも確かなんです」

この映画も無駄なシーンをカットしたら80分ぐらい収まりそうですもんね。

「ストーリーだけ追ったらそのぐらいで収まるでしょうね。しかしその無駄な10分のカットがあるのが、この映画の魅力でもあり北野映画の醍醐味でもあるんですよ」

他に見所はありますか。

「先日亡くなってしまった大杉漣さんの北野映画初出演作品でもありますね。亡くなった時にたけしさんが言ってましたが、当初は単なる端役だったらしいですよ。でもアドリブで演技をさせた所とても上手かったので、わざわざ脚本を書き換え重要な役に抜擢したという経緯があります。この演技が評価されてその後売れて行きますからね。その意味で大杉漣さんのお芝居は必見です。個人的には寺島進と勝村政信のコンビがお気に入りですね。それと俳優ビートたけしの中でも今作の村川はベストアクトの一つだと思います」

では最後にまとめて下さい。

「北野監督自身も思い入れの深い作品と言ってるように個人的には最高傑作だと思ってます。それ所か邦画史の中でもエポックメーキングな一本だと思いますよ。それとミニマル・ミュージックを全面的にフューチャーした久石譲の音楽にも注目して下さい。同じフレーズを繰り返し反復させる手法のミニマル・ミュージックが北野監督が描く乾いた沖縄の風景と見事にマッチし、とても印象的に耳に残ります。これを見ずして北野映画を語るなというぐらい重要な作品なので、未見の方はぜひ見て頂きたい一本です」

本日はありがとうございました。

文・構成=横須賀ヒョー星
31monks

31monksの感想・評価

4.2
めちゃくちゃ面白かった。踊る渡辺哲かわいい。
>|