えびちゃん

ラブンのえびちゃんのレビュー・感想・評価

ラブン(2003年製作の映画)
3.5
2か月前から夢に出るほど楽しみにしていた没後10周年記念ヤスミン・アフマド特集。
ラブンは初長編作品。とっても私的。これといって盛り上がりもなくオチもなく…。ところどころ監督らしいユーモアが散りばめられていたのが印象的。ヤスミン監督はこの頃から家族愛をとても大事にしていたんだな…。お父さんとお母さんが仲良くいちゃいちゃしていて目に沁みた。最後の長回しはやっぱり人類への愛に溢れていたように思った。ヤスミン監督は愛の人だから…。ラブンはマレー語で目がかすむ、という意味らしい。お父さんは糖尿病で目がどんどん見えなくなっていった。監督が父に見せたかった家族の肖像なのかな。
そんなわけでヤスミン・アフマド特集は8月23日までイメージフォーラムです。わたしはコンプリート&期間中時間の許す限りタレンタイムを観に行きますので劇場でお会いしましょう。タレンタイムは人類が観るべき作品なので…。
えびちゃん

えびちゃん