Lisn

あにいもうとのLisnのレビュー・感想・評価

あにいもうと(1953年製作の映画)
3.8
新文芸坐にて、『没後50年 名匠・成瀬巳喜男 戦後名作選』として『山の音』との2本立てて鑑賞してきました。『山の音』を目当てできたけれど、かなり『あにいもうと』は印象的だった。
もんの、今はもう一緒になってやらないというシーンは、すごく腑に落ちて、共感できるものがあった。
悲しみ。深し。
いの と もん の強い兄弟のつながりの映画として見ることもできると思う。
喧嘩のシーンはインパクト大で、ああいう暴力が身近にないから、すごく興味津々に観てしまった。
最後のシーンで、兄の顔を見たくなるときもあるといっているもん。
家族ってそうゆうものなのかもしれないと、思った。
度々出てくる、もんが家で寝ている姿がお美しい。
京マチ子って名前をよく聞くけれど、この人だったのね!という映画でした。
調べてみたら、すでに観ていた『羅生門』にでてた人でした。そのときよりずっと綺麗でした。
 ------------
2019.3.15 新文芸坐にて。
Lisn

Lisn