kazu1961

大平原のkazu1961のレビュー・感想・評価

大平原(1939年製作の映画)
4.0
▪️JPTitle :「大平原」
ORTitle:「Union Pacific」
▪️First Release Year : 1939
▪️JP Release Date : 1940/10
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-367 再鑑賞
🕰Running Time : 135分
▪️Director : セシル・B・デミル
▪️Writer : ウォルター・デレオン、C・ガードナー・サリヴァン、ジャック・カニンガム、ジェシー・ラスキー・ジュニア
▪️MusicD : ジグムンド・クラムゴールド、ジョン・レイポルド
▪️Cast : バーバラ・スタンウィック、ジョエル・マクリー

▪️Review •••••••••••••••••••••••••••••••••
🖋第1回カンヌ国際映画祭のパルムドール作品!!そう、初めてパルムドールを受賞した作品ですね。セシル・B・デミルの大スケールの西部開拓劇で、鉄道でアメリカ大陸の東西を結ぶセントラルとユニオン・パシフィックの鉄道敷設競争が背景となった壮大な作品です。さらに旧友が敵味方になりそこに機関士の娘との三角関係のロマンスや、インディアンの襲撃、そして列車の転覆などダイナミックにストーリーが展開されていきます。135分の作品ですが、面白くて引きずり込まれます!!

🖋特にスタンウィック演じる名物機関士の娘で郵便係のモリーと、マクリー演じるユニオン側の工事監督のジェフと、彼の北軍での戦友でセントラル側のギャンブラーのプレストン演じるディックとの三角関係のロマンスが秀逸です。この結末を描いたエンディングはなかなか印象的。

🖋また、スー族の襲撃シーンが、汽車を横転させたりの迫力ですが、モリーの発した台詞“先住民だから殺しても良い”の発言は少し???時代なのか、そこは興醒めでした。。。

😊物語は。。。
1862年、エイブラハム・リンカーン大統領の命によって、アメリカを東西に結ぶ大陸横断鉄道の建設が始まりました。東からユニオン・パシフィック鉄道、西からセントラル・パシフィック鉄道が敷設工事を行ない、また、どちらの会社がより長い線路を敷設できるかも競われることに。だが、財界の大物バロウズは私腹を肥やすために工事を遅らせようと企て、博奕打のキャムポウとその仲間ディックを雇い、酒と女と博奕で工夫を誘惑します。そこで、ディックの北軍時代の親友ジェフ・バトラーが、工事を再開させるため派遣されました。ユニオン側の名物機関士の娘で郵便係のモリーは、男らしいジェフに想いを寄せ、ジェフも彼女を愛していましたが、ディックもまたモリーを愛していました。モリーはジェフを想いながらも、彼の危機を救うためディックと結婚することを決めることに。だが、工事が佳境に入った矢先、インディアンのスー族の襲撃で列車は脱線・大破してしまうのですが。。。

▪️Overview (映画. comより)
「平原児」「海賊(1938)」に次ぎセシル・B・デミルが製作・監督した映画で、アーネスト・ヘイコックスの物語をジャック・カニンガムが改作し、「ワイキキの結婚」のウォルター・デレオンが「海賊(1938)」のC・ガードナー・サリヴァン及びジェシー・L・ラスキー・ジュニアと協力脚色したもの。出演は「ゴールデン・ボーイ」のバーバラ・スタンウィック、「デッド・エンド」のジョエル・マクリー、舞台から来たロバート・プレストン、「北海の子」のエイキム・タミロフ及びリン・オヴアマン、「シカゴ」のブライアン・ドンレヴィー、「海賊(1938)」のイヴリン・キース、その他アンソニー・クイン、J・M・ケリガン、ヘンリー・コルカー等である。撮影は「平原児」「海賊(1938)」のヴィクター・ミルナー担当。
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