TAK44マグナム

幽★遊★白書 冥界死闘篇 炎の絆のTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

3.0
某動画サイトで色々観ていたら、たまたま目についたのを再生して、結局最後まで観てしまいましたとさ。

原作が少年ジャンプで連載していた頃は読者だったので初回から最終回まで読んでいますが、これほど初期とテイストが違ってしまった漫画も珍しいのでは?
幽霊や妖怪を題材としたハートフルなドラマだったのが、いつの間にかジャンプお得意の友情・努力・勝利のバトル漫画に様変わり。恐るべし、ジャンプパワー!

戸愚呂や仙水までは面白く読んでいたんですが、最後の方はまとまりきらずに端折りに端折って、個人的にそういうのはあまり好きじゃないんですよね。
読者を置いてけぼりみたいで。
まぁ、例によって例のごとく、ジャンプ編集部の圧がすごかったんじゃないかと想像に難くないですけれど・・・

さて、本作はそんな大ヒットコミック「幽遊白書」劇場版アニメの2作目であります。
復活した冥界によって霊界が水没し、次に人間界が狙われたものだからさぁ大変!
てなわけで、浦飯、桑原、蔵馬、飛影の4人が冥界の王に立ち向かうという単純なお話。

敵のボスはかなり強いのですが、幹部クラスは意外とアッサリ負けてくれます。
桑原のド根性、蔵馬の過去、飛影の怒りと、三者三様のバトルにちゃんと尺をとっているのは良いですね。
ラストバトルに向かう時、1人ずつ合流してゆくのは「必殺」シリーズの見過ぎです(苦笑)
蔵馬が勇次で飛影が秀か?

ビルは倒壊するわ、そこら中で爆発を起こすわ、かなり大変なことになりますが、主人公たち周辺しか描かれないので、一般の人たちは何がなんだか分からずじまいでしょうねぇ(汗)
舞台が東京なので、あれだけされたら損害額を考えたくありません。都税が跳ね上がりそうです!
・・・そんな事はどうでも良いか(苦笑)
アニメですものね。

映像や動きは、いかにも90年代アニメって感じで最早なつかしく感じられましたよ。

それと、最近、声優さんの訃報が多いので、そういえば鈴置洋孝さんも、もういらっしゃらないんだなぁ・・・と思いつつ鑑賞しました。

しかし、午前4時から観るんじゃなかった。
眠い・・・(汗)


某動画サイトにて