男の道標スタスタローン

アイズ ワイド シャットの男の道標スタスタローンのレビュー・感想・評価

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)
3.9
男という性と女という性、男という生き物と女という生き物の濃密な物語。

最初の方に草を決めながら徐々に生々しい本音を曝け出し、誤魔化し、見ない振りしながらも駆け引きする姿は木尾士目の五年生に似た既視感を覚えた。

美しさを様々な場面で感じられる魅入る映画だった。女性の美しい身体の曲線や、全身を覆うフードと仮面が醸し出す無機質で威圧感ある不気味な恐怖も素敵なシーンの1つだけれど、1番最初のシーンのトイレから立ち上がり眼鏡を外そうとするほんのちょっと前の瞬間がニコールキッドマンが1番美しく感じられた。トムクルーズはタクシーに乗って思い込むシーンのあの表情が堪らない。

音楽もとても魅力的だった。単音であれだけ惹きつけられる雰囲気を出すのは素晴らしい。