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アイズ ワイド シャットのjuriのネタバレレビュー・内容・結末

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

え、好き!!!

キューブリックの映画は特別思い入れがあるわけでもないのであまり気負わずに見ることにしているのだけど、それがよかったのかもしれない。

まずこの時代のトム・クルーズとニコール・キッドマンに"居そう"なキャラクターを当てたのが奇跡に思える。ニコールのメガネは細ぶちだよねえ..流石分かっていらっしゃる。

傍から見るとビルやめとけばいいのにってハラハラするけど、自分が同じ立場になったらやっぱり真相を追いかけてしまうかもしれないと思う。
そして最後トムが犬のような顔で泣き出したとき、自分の中のサディスティックなところがくすぐられた。監督にまんまとやられて思わずニヤリ。

あと個人的にハッとさせられたのはビルが結構最後まであの娼婦が自分が救った子だと気が付かなかったところ。みなさんは早い段階で気が付きましたか??私は全く忘れてました。なんだかんだ言っても性の対象ってそうなっちゃうのかって悲しくなったし、自分も漏れなくそんな人間なのだと突きつけられた気持ちになった。最近ね、すごく気に入ったAV女優さんがいたのに次の日には名前が思い出せなかったの。自己嫌悪がすごかったよね。(私はなんでこんな話をしているんだ)

あとオチのFuckの真意は分からないけど、もし言葉通りなら分かるわあ私も毎日抱いてさえくれれば結構他のことには目をつむるタイプなので..と思った。(私はなんの話を..)

なんかあんなくだらないパーティーなんて、セックスなんて暇つぶしでしかないのに飽きもせずやり続けてるなんて人間すげー!文化的!って皮肉具合が嫌味でもなくちょうどよかった。

ああ、いい夢見れそう。
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