20世紀の大巨匠 スタンリー・キューブリック監督の遺作
愛に満たされるということ
男女の考え方や思いの差を丁寧に映し、一見理想のカップルに見える二人が抱く嫉妬や妄想、性的な欲求をサスペンスフルな展開で描く
監督は本作の撮影直後急に亡くなられてしまったので、いろいろな陰謀論もあったようです
冷たいような青みがかった独特の美しい映像と、要所に挟まれる底知れぬ不気味さを持つピアノの音が心情とマッチしていて非常に効果的
2時間40分という長尺の中、秘密結社らしき謎めいた集団を登場させたりと散在まわりくどく男女の葛藤を描いていますが、本作が伝えたいことはラストの一言にギュッと凝縮される
たった一言なのにもかかわらず、清々しいほどの説得力を持つ究極の魔法の一言が最高過ぎる…😂👏🏻
極論でも男女関係の本質は、この結論に至るのではないかと妙に納得させられてしまいました
既に別れてしまってはいるものの、当時は実生活でも夫婦だったトム・クルーズとニコール・キッドマン
リアルな夫婦生活を覗き見しているような気分でドキドキしながら観ることができましたが、この映画が離婚のきっかけになったのではないかとすら思えてしまうのは考えすぎでしょうか…🌀笑
2020 自宅鑑賞 No.280 U-NEXT