生酒冷造

陰陽師 IIの生酒冷造のレビュー・感想・評価

陰陽師 II(2003年製作の映画)
2.0
昔、孔雀王という密教系の退魔モノの漫画がありましたが、日本神道を扱ったら途中でコンセプト崩壊しました。
この映画は崩壊こそしてませんが、ご都合主義な話を創作しましたね。
しかし流石に設定が平安時代と日本神道とのごちゃ混ぜぶりで、集中力が保ちませんでした。
一作目は怨霊降ろしで、人対人でしたが、今回は神降ろしで、SF対人の様相。
規模がデカい。
デカい割にはストーリーがそぐわない。
毎度、愛がテーマの要素あれど、家族愛のために日本神話まで弄らなくても。。
何もかも創りモノ臭い。
ギャップが激しかったです。

博雅もワトソンというより道化な要素が強く、、一作目より存在意義が薄い。笛吹要員でしたね。

まあ、原作未読なんで映画とどんな差があるのか逆に興味持ちましたが。
けど改めて、原作改編しても、深作監督の映画「魔界転生」が偉大に感じとれました。
生酒冷造

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