りょう

バイオハザードのりょうのレビュー・感想・評価

バイオハザード(2002年製作の映画)
3.2
 2016年の「ザ・ファイナル」まで、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演で6作品のシリーズのようでしたが、当時は2004年の2作目「アポカリプス」までしか観ていません。WOWOWで録画したので、全作に再挑戦してみます。
 1作目の第一印象は、ミラ・ジョヴォヴィッチの美しさです。前半は記憶喪失の状態なので、ほぼアクションもないまま、後半も派手なシーンはありませんが、他に有名な俳優がミシェル・ロドリゲスしか出演していないので、彼女の存在感が際立ちます。赤いドレスに黒のロングブーツと革ジャンというファッションが妙にマッチしていました。
 ホラーにSFとアクションを融合した物語として、冒頭から終盤にかけての構成がよくまとまっていい感じでした。後半に登場するクリーチャーのCGのクオリティは、当時のものとしてはやむを得ないとしても、それ以外の映像はしっかりしています。Marilyn Mansonが参加している劇伴とエンドロールの1曲目がSlipknotの“My Plague”だったことは忘れていましたが、いまでも好きなバンドなので少し嬉しかったです。
 当時から続編の構想があったのかどうかわかりませんが、1作目は“ことのはじまり”(エピソード0)のような印象です。エンディングでミラ・ジョヴォヴィッチがショットガンに装填するところは、2018年の「クワイエット・プレイス」のラストシーンのようで興味深かったです。全作レビューするつもりですが、はたして6作目までたどりつけるのでしょうか?
りょう

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