ヤングノルン

バイオハザードのヤングノルンのレビュー・感想・評価

バイオハザード(2002年製作の映画)
5.0
この手の類って、そもそもゲームが大前提の設定だから、無理やり原作再現でスクリーンに引っ張りこむと十中八九大失敗に終わるもんが多い。公開日が別々だから比較として不相応かもしれないけど、青鬼やウェルカム・トゥ・ラクーンシティもそうだったように(現場の)クリエイターの暴走と映画の為に、折角出来上がったもの崩して再構成するから煮ても焼いても食えないような代物が出来上がっちゃう。悪質パロディとか言われても仕方ない。でもこの実写バイオはゲーム本編で起きていたことの前日表、もしくは裏で翻弄された人たちのストーリーが描かれてたから結構楽しめました。映画とゲームっていう異なるエンターテイメントで楽しみ方が差別できてるのも好印象でした。何よりこれを低学年のときに観たから普通に怖かった。ゲームのほうでも一部設定が逆輸入されるようになったから更に深みのあるゲームになったわけで、面白いとかつまらないとかの意見もあるけど、エンターテイメントの枠組みを超えた上でちゃんとバイオハザードになってる。
苦言をいうなれば、続編はなくてもよかったんじゃない。。。かな?