杜口

バイオハザードの杜口のレビュー・感想・評価

バイオハザード(2002年製作の映画)
3.3
ゲームが元だけど、基本的には普通のハリウッド映画って感じ。ただ、人の死がキューブとかファイナルディスティネーション、ソウみたいな2000年代(キューブは1997年だけど)に流行する冷めた見せ方になってる。あの情の挟む余地が無い感じ。個人的にはあれどうも苦手なんよねー。

最初の方は吹き荒れる風に揺れるカーテンとか落ち葉、鏡の扉のエレベーターとか、会話中人物を中心にカメラを回したりとか、特徴的なシーンもある。
特に、レーザートラップの部屋は鏡張りで、暗転の後、蛍光灯だらけの絵面になるとことかはハッとなった。
まあ、それからは驚かせ方も撮り方も平凡なんだけども。

あとは、主人公が段々と成長していく姿を描きたいのはわかるんだけど、主人公の影薄くない?と思った。だって、エイリアン2のバスケスみたいに男勝りで、情に厚くてカッコいいミシェルロドリゲスの方が目立っちゃってるんだもん。睨む時の白目みたいな目怖いけどね。
そういえば、エイリアン2の監督、ジェームズキャメロンのアバターでも、似たような強い女性でミシェルロドリゲス出てたな。

まあ、エイリアンの時のシガニーウィーバー同様、ミラジョヴォビッチも2作目からはガンガンに戦ってくれるのでしょう。
杜口

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