傑作。1969年の新宿、どこにも行けない何にもできない田舎者ノンポリ童貞3人組。言うこともやることも最低でどうしようもないのだが、それでも順番にこの世とおさらばしていく彼らは哀しい。「社会に殺された…
>>続きを読む「現代性犯罪絶叫篇 理由なき暴行」
冒頭、青森から東京へ上京してきた貧乏な若者三人。彼らは六畳一間のボロアパートに住んでいる。浜辺での強姦、万引き、覗き見、ストーカー、同級生の女、工場労働者、ナンパ…
全くモテない3人組の性欲昇華活動で、こりゃモテないわけだ、、、ってなる
映画はフワッと軽いのに自分のことを言われてるような重さがあるのと、行動に理由が伴わないことなんてたくさんあるよね
オープニン…
69年当時でも無職と言う形でのフリーターが存在していたことを、この作品で思い出されます。(当時5歳だけど)若松作品は、よく都市風景が映し出されると感じました。一種の都市論でもあるんでしょうが、今ひ…
田舎から出てた若者3人組のルサンチマン。金なく、時間はあるけど、思い描いた生活には程遠く、鬱屈と、吐き出し口のない日々。疲弊し、選択肢を狭め、自滅していく。器用に生きられない人間の行き場ならば悲しい…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
若松孝二の1969年東京、3人の若者、理由なき暴行
製作助手小水一男(ガイラ)
撮影助手高間賢二。
脚本出口出。
監督若松孝二。
たまに見るなら若松孝二。
日本インディペンデントポルノ…
当時の(今でもそう変わらないが)多くの若者にとって、考えるのはセックスのことばかりで、それ以外は常に閉塞感だけがある。そんな時にふと暴力や死に近付くと、往々にして破滅への道を辿る。永山則夫を彷彿とさ…
>>続きを読む© 若松プロダクション