ニクガタナ

機動戦士ガンダムのニクガタナのレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダム(1981年製作の映画)
3.5
一年戦争を描く1stガンダムの総集編的劇場版1作目を再鑑賞。TVシリーズはちゃんと観てなくて、背徳感というか罪悪感というか、一アニメファンとして恥ずかしい想いはあるので、いつかシリーズ通して観ようと思ってます。さて本作改めてよく出来てた。富野節の独特なセリフ回しはそこまで主張してなくあまり気にならない。むしろ誰もが知る名台詞を求めて観進めてしまう。安彦良和のパッと見でキャラのイメージが伝わる多彩なキャラデザが上手い。人種曖昧な、ある意味グローバルデザイン?総集編感もあまりなく、戦争の非情さ理不尽さを割とちゃんと描けてる気がする。連邦軍もジオン軍も大人の軍人はロクでもないのが多い。アムロが否応なしに戦争に巻き込まれ、戦士として成長していく様が哀しい。宇宙での武器類の設定がいろいろ理屈が通ってて面白い。ホワイトベースが近景、遠景との対比とアングルで巨大感が良く出ててレイアウトがいろいろ上手い。「坊やだからさ」とジークジオン!でお馴染み、ガルマの国葬シーンで終わる。
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