青の

機動戦士ガンダムの青ののレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダム(1981年製作の映画)
4.0
(これもうレビューじゃないです笑)

日本にもスターウォーズのような、壮大なSFサーガってないだろうか?
ありますとも!
日本には『機動戦士 ガンダム』があります!


「オッサンどもが何かにつけファーストファーストうるさいし、絵もなんか古臭い。
でも、やっぱ気になるなあ。暇だしちょっと見てみようかなあ‥‥」
なんてガンダム初体験の皆さんに捧げます。

☆これだけはおさえておきたい
ファーストガンダムの基礎知識(作品見れば分かるけど笑)

●ファーストガンダムって何?
○現在までに色んなガンダムシリーズが放送・上映されていますが、1979年にテレビで放送された全43話、シリーズ中一番最初の作品を指します。
とにかく世に出た一番最初のガンダムってことです。
○今作はその43話をダイジェスト化した劇場版3部作の1作目です。

●ガンダムの舞台設定って?
○増え過ぎた人口、自然破壊により、人類は地球の周りにスペースコロニーを沢山作り、そこへ移住するようになりました。
○その起点から西暦が終わり、宇宙世紀と呼ぶようになります。
○物語はスペースコロニー(ガンダムの世界では〝サイド″と呼びます)で人類が生活するようになってから79年後「宇宙世紀0079」が舞台になります。

●何が起きてるの?
○地球からたくさんの人類がサイドに移住しましたが、一部の政治家やエリート、財閥は地球に残りました。
彼らは地球連邦とし、各サイドの自治権を認めず鉱物や資源を搾取したり圧政のうちにサイドを統制していました。
○そんな連邦から独立しようとしたサイドがあります。
サイド3(各サイドにはナンバーが付けられています)のジオン共和国(後に公国)です。
○ジオンは地球連邦に宣戦布告をします。
人の住んでいるサイド内に毒ガスを散布全滅させた後、そのコロニーを地球にわざと落下させる「コロニー落とし」をし、地球人類の半数を死に至らしめるという、鬼畜の如きどえらいことをしたりしていました。
○そんなジオンと地球連邦との間で戦争状態が続いていました。

○宇宙世紀0079
ジオンが開発したモビルスーツにより、地球連邦は暫く劣勢でありました。
が、地球連邦軍が新型モビルスーツと新造戦艦を開発しているという情報をジオン軍が得ます。
その新造戦艦はサイド7に入港し、サイド7で開発された新型モビルスーツをその戦艦に搬入するというのです。
ジオンの偵察隊はサイド7に侵入します。
○そのサイド7には今作の主人公アムロ・レイが住んでいました。
○今作は侵入したジオンのモビルスーツとアムロが対峙し、連邦軍の新型モビルスーツ ガンダムに乗り込むところから始まります。

●モビルスーツて何?
○電波障害を起こさせる粒子。レーダー、電波による探索を無効化する「ミノフスキー粒子」というものが開発されました。
そのため軍艦や戦闘機による長距離の攻撃が難しくなったので、より近距離による攻撃が有効となり、歩兵自体の兵器化が求められるようになりました。
○当初は兵隊の戦闘服にエンジンや武器などが備わった鎧のようなイメージでしたが、それがより大袈裟になりロボットなモビルスーツとなりました。
劇中で普通の宇宙服を「ノーマルスーツ」と呼ぶのはそのモビルスーツに対してのことから。
○ロボットというより、巨大な戦闘服という感じ。
○ジオンはモビルスーツの開発を地球連邦より先んじて、いち早く戦場に実戦投入しました。

●ザビ家て何?
人類がサイドに移住し、生まれ育っていくようになると、地球を知らない宇宙生まれ=スペースノイドという人々が増え始めました。
○地球連邦の圧政の中、ジオン・ズム・ダイクンという人がスペースノイドの自主独立を訴え支持を集め、サイド3を「ジオン共和国」として宣言し首相となります。
○しかし、宇宙世紀0068年にダイクンは急死します。
○その後、政治的・資金面での協力者デギン・ザビ、その長男ギレン・ザビを中心としたザビ家が独裁政権を成し「ジオン公国」を名乗ります。
○ダイクンの政治思想が、所詮は民間政治運動レベルであり、結局は地球連邦からの完全な独立には程遠いとしていたザビ家は、コロニー落としのように、より過激で民族浄化めいた戦争を地球連邦に仕掛けていくようになります。
○ザビ家には、ジオン公国の国王としてデギン・ザビ(ツルツル頭のお爺ちゃん)。
長男のギレン・ザビ(ヒトラーのような感じ)。
三男のドズル・ザビ(でかくて単細胞)。
長女のキシリア・ザビ(一応24歳)。
四男のガルマ・ザビ(末っ子。シャアと軍の養成所にて友人関係。親父さんのデギンに可愛がられている)。
がいます。
次男もいますが、今作に直接関わらないので割愛します。

●ニュータイプって何?
先のサイド3、スペースノイドの自主独立を訴えたジオン・ズム・ダイクンが提唱した思想があります。
それは「ジオニズム」と言います。
地球はみんなで保護し、みんなで宇宙に上がりサイドで自活して暮らしていこうというものです。
○その「ジオニズム」の主幹にニュータイプという概念がありました。
○スターウォーズのフォースのようなものかもしれませんが、物を動かしたり飛んだりはしません。
「勘のいい、ちょっとしたエスパーのようなもの」
○ダイクンは人類が宇宙で生まれ育っていくと「互いに分かり合い、理解し合い、戦争や争う必要の無い新しい人類の姿」と成り得るとしました。
○ただ、その思想や能力は戦争の中で歪曲されダイクンの考えとは異なる利用のされかたをしていきます。

●赤い彗星のシャアって何者なんです?
○ジオン軍、モビルスーツのエースパイロット。とにかく強くて、地球連邦軍からはえらく恐れられています。
○以下、ほんの少しネタバレになります。



○ジオニズム、ニュータイプの提唱者ジオン・ズム・ダイクンには二人の子供がいました。
一人は男の子でキャスバル・レム・ダイクン。
もう一人は女の子でアルティシア・ソム・ダイクン。
赤い彗星のシャア・アズナブルはそのキャスバル・レム・ダイクンとされています。
それ故にジオン軍の兵士でありながら、何やら私恨めいた計画があるようです。
そして、妹であるアルティシアとは?



●今作のみどころ
○ファーストがテレビで放送され、そのダイジェスト版として今作が劇場公開されてから40年になります。
今だに劇場版が制作され、今年11月には新作が公開予定です。
○これを機にガンダムに触れる方も多いかもしれません。
ならば、今作は必ず見ておかなければならない作品と言えるでしょう。
○もちろん、テレビシリーズ43話を完全にコンプリートすれば尚物語に深みが増すかと思いますが、流石に全話はしんどいって方には今作及び、
『機動戦士ガンダム2 哀・戦士編』
『機動戦士ガンダム3 めぐりあい宇宙編』
の3部作はオススメです。

○今作はアムロがガンダムのパイロットになり、否応無しに戦争に巻き込まれる姿が描かれています。
人の生き死にを目の当たりにし、怯え・恐れ、また奮起しながら成長していきます。
そして戦果をあげていくうちにニュータイプとしての才能が開花し始めます。
物語としては導入部ゆえ、まずはここからお試し下さい。

●時系列通りに見たいと言う方に。
○ガンダムサーガはスターウォーズ同様、物語の時系列と上映時期が前後している作品です。
何も知らないと迷子になります。
○コツとしては、やはり「宇宙世紀」です。
作品ごとに「宇宙世紀00??年」と設定されているので、それを基準に見てもよいでしょう。


●時系列順 シリーズ一覧

○『ガンダム THE ORIGIN』
宇宙世紀0068〜0079

○『ガンダムMS イグルー』
宇宙世紀0079

☆『機動戦士ガンダム』
宇宙世紀0079〜0080
今作。ファーストガンダム。

○『ガンダム 第08MS小隊』
宇宙世紀0079

○『ガンダム0080 ポケットの中の戦争』
宇宙世紀0079

○『ガンダム サンダーボルト』
宇宙世紀0079

○『ガンダム0083 STARDUST NEMORY』
宇宙世紀0083〜0084

○『Zガンダム』
宇宙世紀0087〜0088

○『ガンダムZZ』
宇宙世紀0088〜0089

○『ガンダム 逆襲のシャア』
宇宙世紀0093

○『ガンダム ユニコーン』
宇宙世紀0096

○『ガンダム トワイライトアクシス』
宇宙世紀0096

○『ガンダム ナラティブ』
宇宙世紀0097

○『ガンダム 閃光のハサウェイ』
宇宙世紀0105

○『ガンダム F91』
宇宙世紀0123

○『Vガンダム』
宇宙世紀0153

で、この中でもできたら見ておきたい作品は、やはり今作ファーストガンダム、Z、ZZ、逆襲のシャア、ユニコーンではないでしょうか。
その後、ファーストの前日譚になる『オリジン』という流れがいいかもしれません。

※尚『Gガンダム』や『ターンエー ガンダム』などもありますが、宇宙世紀とは関係のない、余興のような作品なので割愛してあります。

こうやって書いているとまた見たくなります。
不思議です。