ゆう

ジョニーは戦場へ行ったのゆうのレビュー・感想・評価

ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)
4.8
戦争は駄目、絶対。当たり前のこのことを、ちゃんと考える日。今日は沖縄慰霊の日。
この時期は、戦争映画を観ます。

50年も前の作品なのに、ちっとも色褪せて感じなかった。
これまで出会った多くの戦争映画とは違い、残酷なシーンは一切なく、淡々と戦争によって人生を台無しにされた青年の姿を描くだけ。

生きる肉の塊…死ぬことも、優しい看護師に死なせてもらうことも出来ない。命は宝、生きていればなんとかなる、そんな考えが果たしてそうなのか問われる。死ぬまで繰り返される、SOS、help me、SOS、help me…フェードアウトしていくこの言葉を、ずっと忘れることが出来ない。

予告編で大画面で観る自信がなくなり、スマホの小さな画面で視聴。やっぱり小さい画面にしといてよかった。観るのが辛かった。でも、本当に観てよかった。

これ以上の反戦映画はないと思う。

愚かな戦争が地球上からなくなりますように…黙祷
ゆう

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