田最環

ジョニーは戦場へ行ったの田最環のレビュー・感想・評価

ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)
3.5
戦争映画は、大抵銃撃戦があるが、この映画ではあまり出てこない。

後味悪い。鬱な映画みたい人はおすすめかもしれません。

戦争で命辛々生き延びた主人公。皮肉なことに手足、口、目、耳がなく動けない状態である。

これは生きているのではなく、生かされているのではないか?と思った。
今日、平和である日本には想像もつかないかもしれないが、こんな言葉がある。

平和とは、戦争と戦争の間の準備期間である。(悪魔の辞典より)

唯一、付き添ってくれた看護婦さんが有能であった。主人公もこの看護婦さんがいたから、少しは救われたことを信じたい。
田最環

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