o

運動靴と赤い金魚のoのレビュー・感想・評価

運動靴と赤い金魚(1997年製作の映画)
4.7
最高です。
言葉は少ないんです。映像でストーリーを伝えているシンプルな映画です。そのシンプルな描写と子供の演技の組み合わせが...最高です。
インド映画は取り締まり(?)が厳しいからかおもむろに貧富の差をテーマにできないそうですが、貧富の差などの環境の描写を説明くさくなくさりげなく伝えて、淡々と進めるところも自分好みでした。

たったひとつの運動靴を巡ってこんなにもステキな物語が作れるなんてすごい。途中何度もこの子達にピカピカの運動靴を買ってあげてヨシヨシしたいと思いましたが、運動靴が重要じゃないんです。分かってるのですがどうしても買ってあげたくなりました。父親と仕事。そのシーンもなんだか涙が止まらなくて最後のシーンも涙が止まらなくて悲しいとは違う、温かさでいっぱいになって涙が止まりませんでした。
ニューシネマパラダイスに似た涙です。温かい涙の出る映画は中々巡り合っていなかったので見終わった時とても嬉しかったです。
o

o