TakuoAoyama

運動靴と赤い金魚のTakuoAoyamaのネタバレレビュー・内容・結末

運動靴と赤い金魚(1997年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

イラン映画。

妹ザーラの運動靴を修理しているシーンで始まる。 その後八百屋での御使いの際に兄アリは運動靴を無くしてしまう。

靴を無くしたから買ってくれなんてとても言えない貧しい家に育った兄妹の考えたソリューションは兄の運動靴を交代で履くこと。

妹が学校からの帰るシーン、兄が学校へ向かうシーンはどちらも猛ダッシュでかわいらしい。
二人が路地裏で靴をいそいそと交換するところも。

マラソン大会の3等の賞品が運動靴。何としてでも妹に靴をあげたい妹思いの兄は孤軍奮闘。妹も自分の靴を履いている下級生の子を見つけるも奪い返したりはしない、何とも健気な女の子。

兄の一心不乱のラストスパートにより3位ではなく1位になってしまい、靴を手に入れることはできなかった。

兄を労うように傷だらけの足にドクターフィッシュのように寄ってくる金魚達のラストカットでお洒落にエンディング。
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