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三つ数えろのmagnoliaのレビュー・感想・評価

三つ数えろ(1946年製作の映画)
4.7
満足!久々に映画で良質のミステリーを観た

マーロウ考察中の時間が少なく、原作より解決までが明確で鮮やか、相手の言葉にガンガン言葉を重ねて追い詰めたり、割と社交的なマーロウ(Oh,Hello …!) もとても映像的
でもあの独特で粋なセリフ、ピンチの時の冷静さ、銃は最小限で"心"の周辺をうろつく感じなどは健在、冷静だが怖くないわけではない、という細部の映像化も良かったなぁ
実は本でもいつもハッキリしない”マーロウの女性の嗜好”、この映画でも若干不透明で、そこも一緒か、と…(笑)

私のマーロウ像と同じタフさで、より挙動がスマートなハンフリー・ボガートさんは、やはりカッコ良かった
レイモンドチャンドラーさんの作品自体好きだが映画は初、こんなに面白いとは…ロバートブラウンパーカーさんの加筆作品まで映像化されているらしく、ぜひ他も観てみたい
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