Jumblesoul

三つ数えろのJumblesoulのレビュー・感想・評価

三つ数えろ(1946年製作の映画)
2.5
レイモンド・チャンドラーの長編デビュー作『大いなる眠り』の初映像作品。70年代にはロバート・ミッチャム主演版もあり。
邦題は終盤のフィリップ・マーロウのセリフから借用されているが、原作が有名なので『大いなる~』で良かったと思う。
複雑なプロットのため、実にせわしない印象が強い。集中して観ていないと置き去りにされるので疲れる。やはり本格ミステリーや探偵ものは2時間前後の映画よりも、じっくり楽しめる小説の方が向いている。
原作ではもっと皮肉屋で嫌味なキャラのマーロウ役のボガートは、渋くで格好いい。女優陣は美形揃いの中でローレン・バコールよりも、カルメン役のマーサ・ヴィッカーズの方が好み。
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