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三つ数えろのmrhsのレビュー・感想・評価

三つ数えろ(1946年製作の映画)
3.5
誰もが指摘する通り一度観ただけではどういう話なのかまるでわからないのだが、よくもわるくもカオスに陥らないのは主人公に特権的な地位が与えられているからだろう。

ここにあるのはカオスではなくノモス(混沌に対する秩序)なのだ。つまり"強い者は強い"という原理を貫徹しているホークスは極めて古典的な監督であるということだ(そしてだからこそ俺は皮膚感覚で相容れないものを感じるのだが…)。
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