KnightsofOdessa

波高き日のKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

波高き日(1916年製作の映画)
2.5
[あれ、波、高くなくね…] 50点

救いのない映画ばかり作ってるイメージのあるシェストレムだが、ご多分に漏れず本作品も暗い。『霊魂の不滅』と同じく(辛気臭い顔の)シェストレム本人が主演を演じるとあって余計に暗い。イプセンの同名詩劇を映画化した作品で、ナポレオン戦争期に北海の孤島で暮らす男が、村の食糧難を解決すべく別の島に行ったら敵に捕まって投獄、やっと帰宅したら妻も娘も死んでましたという話。染色で昼夜/屋内外を分けていて分かりやすいと思ったら、それはレストアで加えられたエフェクトらしい。しかも、ロケということもあって波はそこまで高くない…波もちょい荒れくらいで、物語もちょい荒れくらい。

何本かシェストレム作品を連続で観ていると、どれも同じような展開を迎えるので分からなくなってしまう。
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