【一言で言うと】
「広き巴里での狭き“愛”」
[あらすじ]
第一部――1840年代のパリ、タンプル大通り。パントマイム役者バティストは、裸に近い踊りで人気のガランスに恋をする。犯罪詩人ラスネールや俳優ルメートルも彼女に夢中。一方、バティストの属する一座の座長の娘ナタリーはバティストを愛していた。第二部――それから5年後、バティストはナタリーと、ガランスは伯爵と結婚していた。しかし、ガランスを忘れられぬバティストはルメートルの手引きで彼女と再会を果たすのだったが...。
4K修復版を本日鑑賞。
ヤッベェ...傑作と言われる今作にこんなこと言うのは非常に申し訳ないんですけど、今一つ今作の良さというのが分かんなかったです😅
まぁフランス映画史に残る金字塔的傑作やら称賛される所以というのは重々分かってはいるんですけど...こうも感性が違うだけでストーリーに入り込めないのか(^◇^;)って観終わった後ちょっとションボリしちゃいましたね😞
ただやっぱり衣装やセット、それにエキストラなどのスケールが尋常じゃないくらい凄い!!
しかも、この壮大な撮影をナチスドイツ政権下でやり遂げたってのも監督の熱意がハンパなさすぎるし、さらに今作を担当した美術監督と作曲家がユダヤ人って...相当危ない橋を渡ってますよね😰
確かにこんなバックグラウンドがあるからこそ、“傑作”と呼ばれるに等しい作品なんだと思いましたね🤔
キャスト陣の演技も素晴らしく、特にパントマイム芸者であるバチストの演技がとても素敵で、一挙手一投足がまさにチャップリンのよう。
それに主人公の恋の的であるガランスも、
主人公の他に様々な男性との恋愛に絡んでいることから、これぞファムファタールだよな〜としみじみ思いました。
とにかく全体的に観て壮大でかつ分かりやすい内容なので観ていて飽きはしなかったのですが、いかんせん心が動かされるなどの“良さ”が全く伝わらなかったです😓
まぁ前でオッさんがもの凄いいびきをかいて寝てましたからね(^_^;)...恐らくよほどの感性が働かない限り、今作の良さが上手く伝わらないのだと思います
それに190分あるから合わない人はとことんキツいかも(ー ー;)
それでもこんな歴史的価値がある作品を映画館で観れたってだけでも元は取れたような気がします(^◇^;)