勝沼悠

Mr.インクレディブルの勝沼悠のレビュー・感想・評価

Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)
5.0
 もうスーパーヒーローはいらないとされた現代。ヒーロー達は一般人としての生活を余儀なくされる。かつての栄光が忘れらず社会に適応できないボブ(Mrインクレディブル)。子供たちも自分の能力が発揮できないことや普通でない自分に苛立つ毎日。必死に社会に溶け込むよう諭すヘレンも彼らを怒ってばかり。
 そんなある日、ボブにヒーローとして密かに働いてほしいという依頼が来るのだが。。。

 この映画は深い!  元ヒーローが悪名高い保険会社で働いてるんだよ! 顧客を守らず利益を上げろとか言われて。すごい設定。
 子供たちのことも、個性とか才能とかをどう扱うかというテーマがあると思う。ダッシュとママの会話が好き。「僕は特別な力があるのに」 「皆特別なのよ」 「じゃあ誰も特別じゃないんだね。。。」
 もちろん大きなテーマは家族愛。夫婦は助け合うことを取り戻し、子供たちは家族の一員として(ヒーローとして)成長していく。
 個人的にバイオレットが好き。最初は暗い子だったのに、ほんと変わります!綾瀬はるかの声もいい!
 CGもすごい!髪の毛とかの質感とかがおーって感じ。技術どんどん進化してます。ピクサー初の人間が主人公の話だけど特に違和感はない。

 見てて綺麗だし、動きがおもしろいから引き込まれる。
 ストーリーも色んな伏線があって、最後にそれらがピタッと収まる。最後まで見て本当にすっきりするし感動する。
勝沼悠

勝沼悠