あしからず

閉店時間のあしからずのレビュー・感想・評価

閉店時間(1962年製作の映画)
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接客業経験者にはきっとあるある。
高島屋協賛でデパートの裏側も楽しめる恋にお仕事にがんばるデパガ(初めて知った単語)の3人のあれこれ。職場不倫やらパワハラ上司やらこれが果たして高島屋のプラスになっているかは謎だけど

内容は微妙だけどテンポはいい。コメディっぽくしようとしているけど特に面白いシーンはない。テンポはいい。
あややの髪型が大人しいサザエさんって感じでおばさんぽくてとにかくダサい。スタイリストさんどうしたの。自立した当時の先進的女性として描かれてるけど他の作品と比べてもどうもパッとしなくてう〜む
それよりも本作は江波杏子の方が生き生きしてた。日本人離れした美貌にエレベーターガールの華やかな紫の制服がよく似合う。加えてプレイガールで男をとっかえひっかえ果ては不倫に走りデパガから最後は転職。「今さえ楽しければいいの」なんて刹那的な生き方が潔くてみてて気持ちよかった。本人がよければそれでよし。
野添ひとみは純愛で、おにぎりいっぱい頬張りながらの告白シーンが可愛らしい。

とにかく言いたいのは、接客業は大変だよね
あしからず

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