沢田

スタンドアップの沢田のネタバレレビュー・内容・結末

スタンドアップ(2005年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

悔しい。

夫からのDVで家を出て、女手一人で子供育てるべく、男社会の鉱山で働くことになった女性。

ひどいセクハラを受けて、人権もなく、レイプされ、アバズレと呼ばれ!本当に悔しい気持ちで何度も途中で止めながら見てしまった。
これが実話に基づく話だから、なおさら苦しい。

どんなに辛くても、苦しくても戦うことを諦めたらダメだ。女性は人間としての権利を持つことができるべきだ。
でもこの時代に、セクハラを訴えるのは勇気のいることだったろうし、だからこそ初めての勝訴だったんだろうな。誰も聞く耳を持ってくれない時代に、勇気を出して戦った彼女を本当に尊敬する。

ジョージーの父も最初は他の組合員と同じように女性を卑下した態度だったけれど、気持ちが変わっていくのを感じた。よかった。
レイプに関しては一生のトラウマだし、本当に辛いシーンで涙が出た。トイレのシーンもそう。

みんな、冗談通じないな〜とか、本気にしたの?とか、からかったり面白いと思って言っているかもしれないけれど、
セクハラは冗談でもなんでもないよ。
いじめ。性的迫害。犯罪。

今の令和の時代でさえ、なくならない。変えていかなきゃならない。
沢田

沢田