ダリオ・アルジェントの隙はあっても独特の美意識・美学が性癖の人は一定数いるんだろうなと思う。詰めの甘さすら魅力になってしまうんだそういう人にとっては。「サスペリア」と何の関係もない別作品に「サスペリア2」と邦題付けられてしまう扱いも何となく納得してしまうような空気感の魅力が。
私にとっては女子校寄宿舎ものというのが思ってた以上に特別みたいなので、あの独特の閉鎖空間の閉塞感がないとテンションと集中力が一段削がれてしまうので、主人公がちょっとロジャー・テイラーに似てるなぁとそれしか残りませんでしたが、好きな人は大変に好きなのもわかる。一定数の人に愛されるのはわかる。こういう世界観作ろうとして同時にとぼけた味出せる人あんまりいないよねきっと。
あ、劇伴のベースがとってもカッコよかった。これ「サスペリア」同様にゴブリンという有名なバンドがやってるのが有名なんですね。
