らんらん

次郎物語のらんらんのレビュー・感想・評価

次郎物語(1955年製作の映画)
3.5
次郎は地元の名家本田家の次男、三兄弟の中で次郎だけが乳母望月優子の元で育てられていた
学校へ上がるのを機会に実家に戻されることになったのだが、なかなかうちとけることが出来ない次郎
そのうちに父が負債を抱えて本田家は没落、母も病で倒れる
次郎は母の看病をするうちにようやくなつきはじめたのだった、、、

終盤では新たなお母さん木暮実千代が登場し、またもや慣れるのに時間がかかる
素直に「お母さん」と呼べない日々、このネタを広げたお話が「母のおもかげ」だったんですねー

木暮実千代はトップクレジットではあるが登場は遅く出番も少ない
ストーリーの主役は次郎だと思うけど、完全に子供目線ってわけでもなく大人たちの都合や思惑に振り回されるみたいな

この映画で一番思ったのは次郎の祖母賀原夏子のクソババアぶり!w なんて憎たらしくていやなやつなんだろうと
こんないやな奴ほど長生きしちゃったりするから堪らないよね

嫁いで来たらこんなババアはいるわ、なついてくれない子供はいるわ木暮実千代は気苦労しっぱなし

あとは、デビュー当初の池内淳子が出ていたみたい
出番はちょっとしかない、次郎が憧れる優しくて美人でいい香りのするお姉さんの役

大したドラマがあるわけじゃない日常の日々を描いた物語
当時の視点から見ると共感できる部分が多かったのかなー、現在から見るともはや懐かしいとかじゃないし、こんな時代もあったのかレベル
つまらないわけじゃなかったけど、そんなに印象に残る系でもなかったです
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