西田千夏

スリーパーズの西田千夏のレビュー・感想・評価

スリーパーズ(1996年製作の映画)
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【2023-234本目】



内容的には、『ケープ・フィアー』みたいなものをイメージしていた。

そんな話ではなかったけど。


内容やNetflixのあらすじに惹かれて見たけど、まさかこんなに豪華キャストが揃っているとは…。


4人の少年達の犯した罪と、そこからの人生を中心に描かれる物語。
彼らの背景にあるものにも考えさせられるものがあったような気がします。

彼らが生活する町の様子でさえ考えさせられる。「犯罪都市」とまではいかなけど、治安は悪いし、差別も目立つし、裏社会が当たり前のような町。


そんな町で、家庭問題や自身の環境に悪事が
や人間関係が合わさって、4人は少年院に1年半以内の期間で入れられることに。

にも関わらず、看守達に性的虐待や暴力などが与えられ、肉体的にも精神的にも追い詰められていく。


状況は違うかもしれないけど、
ジャニーズの性加害問題をそのまま見てるかのような気持ちになって、余計にこの問題に真っ向から取り組むべきだと思った。


「嫌だけど耐えないと、クビにさせられるかもしれない」という被害にあった彼らの気持ちは、本作における「嫌でも耐えないと、出所が長引いてしまう」という気持ちとまさに同じものを感じました。


今にも『レ・ミゼラブル』で出てきそうな司祭さんを演じたRobert De Niroは終始印象的だった。

ってか、鑑賞してから2ヶ月後にレビュー書くとか最低すぎる。