140字プロレス鶴見辰吾ジラ

SUPER 8/スーパーエイトの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

SUPER 8/スーパーエイト(2011年製作の映画)
3.6
「E.T」と「クローバー・フィールド」が出会っていたら?というスピルバーグとエイブラムスの頭の中と頭の中がぶつかった結果のカロリー制限を捨てたような映画。高カロリーの贅沢さを楽しむか、高カロリー同士の相殺でカロリーゼロになる伊達理論を採用するかは人それぞれとして私は好きだった。少年たちが若気のエネルギーを迸らせ冒険というダンスのステップを見守ることで罪悪感が癒されていく。悪趣味の域であろう序盤の貨物列車脱線と爆破、空から着弾する残骸の地獄絵図は、少年たちに感情移入しながらのライド感がストレスフルで終盤まで気持ちを牽引してくれた。