ひな子

SUPER 8/スーパーエイトのひな子のレビュー・感想・評価

SUPER 8/スーパーエイト(2011年製作の映画)
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私が中学一年生の時に公開された作品で、
当時結構好きだったのを覚えている。

見返すと13歳の私に何がそんなに良かったの?とも言いたくなるし、好きだった記憶もあるし、初見ではない映画の評価や感想を語るのは難しい。13歳と今の私って繋がってはいるけど、あくまで断片的なものなのかなあとか、ボルタンスキー的思考になってしまう。映画はそもそもが忘却で成立するものだという誰かの言葉も思い出される。

この映画に話を戻すと、正直テンポが悪くて途中つまずいているなあという要素もあるのだけど、最後のシーンは10年経っても変わらず好きで、とても良かった。お母さんのネックレスが宇宙船の一部となるあのシーンは、彼女の死を一緒に受け入れる父子の姿を表現しており、音楽も演出も素敵なクライマックスだ。
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