ちぢみりゃんまち

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカのちぢみりゃんまちのレビュー・感想・評価

4.7
ニヒルなデニーロがやはり良い。顔の動かし方とか体の動かし方がとても好き。
そしてエリザベス・マクガヴァンの模糊たる佇まいにエンニオモリコーネの音楽。

色々な推測、憶測がある映画であるけれど、面白いのはヌードルスとマックスの関係性かなと。
ヌードルスの「お前は気が狂ってる」にやたら憤慨するマックス。なぜそんなに?と思いました。
チンピラという商売柄どう考えてもマックスのように政治を絡めた綺麗な金の動かし方をするのがいいはず。一方、仲間でつるんでそこそこお金があればいいヌードルス。方向性の違う2人。何度もマックスは歩み寄ったがやはりゴールが違うんですね、。
自論ながら親友と友達の違いはプラトニックラブがあるかどうかだと思っていて、本作ではうまくそれが表現されているなあと。4時間弱で長い映画ですが美しい映画だった。