コーヒーマメ

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカのコーヒーマメのレビュー・感想・評価

3.8
一度観ただけでは語り尽くすことのできない容量と熱量であり、観た後の疲労感は今年一番かも。
ギャング映画のマスターピースながらも、その上映時間の膨大さから避けていた本作。
やっぱり、長かった。笑
20年代、30年代、60年代を行き来する壮大感は半端じゃない。
この手の作品は是非、名画座で観てみたい。

セルジオ・レオーネの作品って本当に、“間 ”で成り立っている、と改めて感じた。
ただ今作に限っては、長回しを多用しすぎで容赦なく眠気を誘ってきた。
ロバート・デ・ニーロ始め、名優揃いのキャストが見せる演技はいつまでも見ていられるが、風景をじっくりと撮る回数はもっと減らしてほしかった。
予算の大半を20~30年代のアメリカの街並みにかけただけあって素晴らしいんだけど、こんなに長回しを使わなくても、古き良きアメリカの雰囲気
を形成するディテールをしっかり見ることができる。
題名にするだけあって、相当こだわった箇所なのだろう。

僕にとっての、本作の「好き」は、少年時代のエピソードたちが90パーセントを占めている。w
まず、ジェニファー・コネリー!!!
この娘は美少女の中の美少女です。
インターステラーのあの娘も惨敗レベルの神秘性を持っている。
おそらく、現在の彼女を見ると幻滅しそうなので未だにググってない。笑
そして、ショートケーキのお話!!
マセガキめ、可愛らしいすぎかよバカ野郎。
俺なら最低でも一週間は待ち続けられるわ。

少年時代があまりにも良くて、その後の血みどろ展開に哀しくなってくる。。
金より大切なものにもっと早く気付いてほしかった。
デニーロのフラれようも、あまりにも無惨。w

ラストシーンの笑みは何を意味してるのか。
考えるだけ野暮、とさえ思うほど崇高で気高い作品なのだが。
レオーネの遺作であり、最大の意欲作なのだから、長尺だからといって避けるのはNO!!
2度目鑑賞時の僕みたいに、長回しシーンを早送りするのもNGです。笑