Ryan

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカのRyanのレビュー・感想・評価

3.9
ギャング映画の傑作
ワンス・アポン・ア・タイム三部作


ストーリー
1920年代初頭のニューヨーク。貧困街にいたユダヤ系移民の少年は、同年代の友人を得て禁酒法を利用した荒稼ぎを続ける。そしてギャングに成長した彼は裏社会でとある人物を裏切り、町を追われる。それから30年後。彼は不審な手紙を受け取る。


主演 ロバート・デ・ニーロ
監督 セルジオ・レオーネ



面白い。
青年期編が特に大好き。
今では考えられないような際どいシーンや街の重々しい雰囲気が生き生きとした映画の魅力を伝えている。
こんな感じだったんだろうなーと容易に想像がつく。めちゃくちゃすごい映画。

ストーリー的にはさすがに長い。
途中何回か疲れたり飽きてしまうがその度に盛り返すパワーが尋常じゃない。
かなり難しい構成のため最初からよくわからない展開だが、しっかり見ておかないと大変な事態になる。

全体的にやはり青年期編がとにかくヤバく、色んな要素が相まって感動と興奮。
貧困街をこれでもかってくらいリアルに描きつつ、青年たちの"性"であったり"暴力"であったりの描き方が実際の成長そのもののように感じ、ドキュメンタリーを観ている気分になる。
まさかジェニファーコネリーだとは意外すぎて1番驚いた。
これだけで十分すごい映画なんだけど、ここから物語が始まる演出の仕方は後世にファンを多く生む所以だろう。

ロバートデニーロって本当にすごい役者で様々なギャング映画をやってるのにどれも違う演技ってのがヤバすぎて、かっこいいだけではなく自ら華を匂わすような演技の仕方はもはや絶品。
ジェームズウッズとかあまり知らなかったが、とても良い演技。
ジョーペシが出てきた時にはやっぱりなと。しかもフランキーって笑

青年期だけなら私のギャング映画オールタイムベスト入りです。
ちょっと大人編が長かったのとオチの予想がついたのが残念だった。
Ryan

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