マッサージ屋

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカのマッサージ屋のレビュー・感想・評価

4.0
1930年代のニューヨーク。
ユダヤ系移民として育った17歳のヌードルス(スコット・ティラー)はマックス(ラスティ・ジェイコブス)らと出会い、街を牛耳るバグジー(ジェームズ・ルッソ)を向こうにまわし彼らなりのやり方で金を稼いでいた。
しかしバグジーの逆鱗に触れ仲間の一人が射殺されてしまう。
それを目の当たりにしたヌードルスはバグジーを刺殺しそのまま刑務所に送られた。
8年後出所したヌードルス(ロバート・デ・ニーロ)のもとに禁酒法を逆手にバーを経営し大儲けしているマックス(ジェームズ・ウッズ)が現れ・・・。

セルジオ・レオーネ監督の遺作。
いくつかバージョンがあるようで私は229分のものを見たので『完全版』らしい。
4時間弱の上映時間なので長いこと見るのを躊躇ってましたが、『ゴッドファーザー』シリーズのように見たら見たで非常に入り込めるものでしたね。

悪ガキどもがマフィアのようにのし上がっていく友情物語。
その中にはジェニファー・コネリー演じるデボラとの恋愛もあり、ヌードルスの成長を時代とともに見ていく流れ。
そのデボラとの恋物語は見ていてつらいものでしたね。
ハリウッド女優になる夢があるデボラ。
ヌードルスは近くにいてほしいが願いがあるが止められない。
ラスト付近でのシーンは非常に切ない。

で、そのラストがハッキリしないので「?」が頭の中で飛び交いましたが色々解釈するものみたいですね。
何回も見たらその都度色んな解釈が出来る味のある作品なんでしょう。
でも4時間弱を何回も見るのは、ちとキツイ(笑)