ピンフまんがん

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカのピンフまんがんのレビュー・感想・評価

4.3
これを名作と言わずして何と言う!
長い映画だけど全然中だるみしない。たぶん時系列がタイミングよく入れ替わっていくので飽きさせない工夫があったからなんでしょうね。まず気づいたのは、カメラワークや構成が凄すぎる。音楽も聴いたことのある曲が多数!いや、現代の日本の映画関係者はこの映画は必ず見てほしいです。動く芸術といっていいくらい、唸らせる絵の連続です。台詞より絵にこだわっているのがわかります。確かに演出で突っ込みどころもいくつかありましたが、それを相殺しても十分名作映画になりえると思います。洋画に興味ない人でも、印象的なシーンは必ず一つか二つ出てきますので、テレビドラマではなかなか味わえない映画本来の魅力が堪能できると思います。「ラストの謎の笑顔」はいろんな解釈あり。個人的には、あれは監督のメッセージが含まれているのかなと思いました。ただし時系列がワープしたりするので解りにくいシーンも多い。

ハリウッドでは珍しい(?)レ〇プシーンも出てきます。また、年老いたデ・ニーロのメイク、上手くできてはいるけど、現代の実際のデ・ニーロの姿を見比べると、やっぱりメイクでは若さは隠せないなと思いました。