原作は、鈴木光司の同名小説で「リング」シリーズ第2作。小説『リング』と同様で、映画版の正統な続編であるのだが、映画版オリジナル続編である『リング2』が、前作の全面に出されたホラー要素を踏襲した作品となっているため、『リング2』が正史と勘違いしている人が多いのではないだろうか。（一応『リング2』の方がパラレル。）
浅川の女性化等、前作の映画版『リング』で改変された部分や、尺に合わせるためのシーンカット等による違いはあるが、大筋のシナリオは原作どおり。映画用に違和感なく改変されており、原作の映像化としては優秀な部類・・・なのだが、なんとなく退屈でイマイチな感じも原作どおりな訳で。。。
ホラー色が強い前作と違いサスペンス色が強い作品となっているため、前作の続編として観るとギャップが大きい。やはり『リング2』が正統な続編と思われても仕方がないかなと。（いやまあ、劇場公開時は『リング』と『らせん』は同時上映だったのだがな。）
そういえば原作の「リング」シリーズ完結編、『ループ』は映像化されてないんだな。
