イトウモ

新ドイツ零年のイトウモのレビュー・感想・評価

新ドイツ零年(1991年製作の映画)
4.9
ゴダールはこの映画のインタビューで国家を一人の女性に喩えていたけど、確かにこれはドイツという国家=一人の女、を巡る失恋ドラマのようで、自宅から元彼との思い出=歴史を一掃して夜の街のような暗闇を彷徨い、立ち直っていく。国の歴史に感情移入してたまらなく感動してしまう