カズザク17

奇跡のカズザク17のレビュー・感想・評価

奇跡(2011年製作の映画)
3.5
両親が離婚し、離れ離れになった兄弟。お互いが寂しいという気持ち、会いたいという気持ちを持っているものの、そこには少し温度差がある。不器用で一途な兄、要領が良くてお調子者の弟。世間の一般的な兄弟あるあるが満載で、我が家も二人の息子がいるので笑えた。空豆が…他人から見れば、それが理由?なんだけど、弟君にとってはとても重要なこと。収穫したら送るね!は、おとぼけの中に優しさが溢れていた。酔っ払って別れた弟君に電話する母親…酔っ払ってるから本音(弱音)も言えた?親も辛いんだと思う。その電話を聞いているお兄ちゃんも辛く、切ない。半年ぶりにあった兄弟。でも明日にはお別れ…少し切なさと「しこり」が残る映画だった。