【家族を引き裂く血の絆】
ずっとずっと観たかった本作。
やっと観れたーー!
主演のケヴィン・コスナーが製作も兼任。「OK牧場の決闘」で有名な保安官、ワイアット・アープの生涯を描いた作品。
フィルマのスコアの低さと私の大きい期待の狭間でドキドキしながらの鑑賞でした。時間も3時間越えの大作ですからね。
私は結構好きな作品でした。
もう一回観たい!
この作品はラズベリー賞を総ナメにしてしまったほど、本国でも微妙な評価を受けてる作品なんですけど、西部開拓時代のアメリカの様子も分かるし、アクションとドラマがバランスよく組み込まれているので3時間最後まで飽きなかったんですよね。
前半そんなことなかったのに後半でシーンの切り替え方が急に「スターウォーズ」みたいになったり、全体的に見ると演出に一貫性が無いのが気にはなったのですが、ストーリーはとても好みでした。
「OK牧場の決闘」は何度も描かれてきた素材ですが、今作はあくまでワイアット・アープという人間に焦点を当てた作品作りなので、「OK牧場の決闘」もドラマを彩る要素の1つにすぎないのですが、一番の盛り上がりポイントにきっちりしてあって、アクションもドラマもここに向かってどんどん高まる。
アープ一家の血の繋がりを重んじるあまりに生じる家族内の衝突とワイアット・アープにまつわる3人の女の物語も愛憎渦巻く感じで楽しめた。
ということで、西部劇というよりも人間ドラマを観る作品かなと。
ケヴィン・コスナー演じるワイアット・アープも完璧じゃないけどどん底から立ち上がっていく過程がちゃんとあって、揺るぎない信念を持っていてとても魅力的でした。
ちなみに途中までデニス・クエイドがどこに出てるのか全く気づかないほど、他の作品とは違う雰囲気でびっくりしました。
こんな役もできるんだなぁと新しい発見でしたね。