柔道家

ひめゆりの塔の柔道家のレビュー・感想・評価

ひめゆりの塔(1995年製作の映画)
4.1
沖縄に行った時に病院跡やガマを見て回り、体験者の方からお話を伺った日のことを思い出した。
当時、ちょうど沖縄では東京大空襲の特集をやっていて、東京の方も大変でしたね。と言われたが、沖縄のことを思うと、返す言葉もなかった。

あの日のオルガンを見て、24時間保母さんは大変だよ。
と思っていたが、その頃、沖縄ではそんなもんじゃないことが起こっていたんだった。
とゆうことで、本作を鑑賞。

女優陣が綺麗すぎてなんだか違和感がありますが、10代の女の子が実際に体験した出来事の恐ろしさを実感する。
教師が必死で生徒を守ろうとし、生徒が先生に全幅の信頼を寄せている。
昨今、教師と生徒の関係や事件等が起こる中、見習うべき関係が戦時中にあった。
あっ、序盤にそうでもない先生もいたっけ・・・
しかし、戦争の最前線で壮絶な毎日を生き抜く彼女達の姿と、次々に失われていく命・・・。
辛い出来事の連続で、自分の娘がと思うといたたまれない気持ちになる。

娘がもう少し大きくなったら、見せようと思う。
語り継がなければいけない出来事。
このようなことが二度と起こらないことを切に願う。
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