tjr

巨人と玩具のtjrのレビュー・感想・評価

巨人と玩具(1958年製作の映画)
4.1
2015/12/13@ ラピュタ阿佐ヶ谷

菓子メーカーの広告塔として「玩具」でしか無かった天真爛漫な少女が、いつしか資本主義の申し子のような「巨人」となる。それに伴い終わりのない販売競争に社員達の生活が蝕まれて行く、資本主義皮肉り映画。
とはいえ全く深刻な雰囲気は無く、ひたすらハイテンションに疾走するこの映画の進行こそが「考えない」社会を最も反映しているのかもしれない。
台詞回しも進み方もとにかく面白い。火のつかないライターに時代の流れがオーバーラップされる演出は、古典的な新聞紙の大量印刷ショットを思わせられる。
野添ひとみが歌う、奇声入りのトライバルな曲は謎。こんなん売れないだろ…