やま

巨人と玩具のやまのレビュー・感想・評価

巨人と玩具(1958年製作の映画)
4.2
速すぎる。まさにこれが社会なのか。
社会は目まぐるしく変化し、競争させる。

ハイスピードで物語は展開していく。ラスト彼は歩く。ただその歩きも映画が終わった後早足になったのだろうなぁとか考えた。これこそ競争社会といった映画。


野添ひとみさんが自由に振る舞う姿と日々寝る暇惜しみ働き続ける男たちとどっちがまともなのか?それを考えさせられる。
自分は圧倒的に自由に生きるほうに惹かれる。

増村保造の作り出す映画のスピード感はまさに今作のスピード社会を表すには的確であり、また面白すぎる。車のシーンが特に気に入った。まさに社会は一つの小さな車に人間たちを無理矢理入れ猛スピードで走っていく様子なのだと感じされられる。


自分はまだ学生でこれから就活なのだが、こんな生活はごめんだと思う。
やま

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