あまり期待せずに何となく観てたけど、
とても面白かった!
原作は開高健。昔よく読んだなあ〜
これは読んだかな?覚えていない😅
良くも悪くもエネルギッシュな時代
キャラメル販売の狂想曲
時代的な作品にも一見見えるが、
今の社会にも充分通じる文化社会学的な作品?とも言える。
高松英郎の猛烈営業部長が、こんなことを叫ぶ!
「いいか!今の日本では、働いて、働いて、死物狂いで働かなくちゃ生きていけないんだぞ!」
これは、僕が生まれる前年の作品だか、
この60年間で、日本は何が変わったんだろう、って思ったら、
何か寂しくなっちゃった、、、
川口浩の若い営業マン
野添ひとみの素人から抜擢されたキャンペンガール、
みんながギラギラしていて、足が地に着いていない。
決して浮ついているのではないけと、
何か危なっかしいくて、青っちょろい
けど、どこか真面目に生き方を模索する様は、決して観ていて嫌な感じはしない。
この映画の、この感じは、
タイやベトナムや
ひと昔前のインド映画にも雰囲気が似ている気がする。
日本はアジアなんだな、ってのも改めて感じました。
世俗的なお話に見えて、随分予想外の広がりもある面白い映画でした。
ラストのなかなか決まってました!