ジャン黒糖

バッドボーイズのジャン黒糖のレビュー・感想・評価

バッドボーイズ(1995年製作の映画)
3.5
マイケル・ベイ監督、記念すべき映画監督デビュー作!
まだウィル・スミスが若い!細い!そしてクール!

警察が押収した大量の麻薬が何者かによって盗まれてしまい、マイアミ警察麻薬課のマイクとマーカスの"バッドボーイズ"コンビがその捜査にあたる、というお話。

実はこの映画、今の今まで観たことがなくって今回初めて観たけど、とにかく展開がスピーディ!
物語が次から次へと畳み掛けるスピード感は、『007/ゴールデン・アイ』やキアヌ・リーブス主演『スピード』やロビン・ウィリアムズ主演『ジュマンジ』と同様、この時代ならではの映画って感じ。

登場人物の顔を軸にカメラがギュイーンと回りながら映すショットや、多様されるスローモーションなど、いかにもマイケル・ベイ風味な撮影技法や、激しいカーチェイス、ド派手な爆破シーンなどの、いわゆる"ベイヘム"が観られる。
ただ、映画監督第1作目ということもあってか、マイケル・ベイにしてはのちの『トランスフォーマー』シリーズほどにはこの頃はまだケレン味がないようにも感じた。
(元々マイケル・ベイはMVやCM映像などで既に脚光を浴びていた)

そのため、マイケル・ベイ監督映画にしては変な言い方になっちゃうけど、至極真っ当なアクション映画、といった印象。

正直、マイクとマーカスの名前と顔を逆に間違えられるのを通すクダリとかは無理があるんじゃ?と思うが、そこはコメディ畑出身の主演2人ならでは。面白おかしく観てしまった。

このコンビが観たくて続編が出るのも納得。
ただ、続編が出るまでの8年間でウィル・スミスは一気にハリウッドを代表するスターとなってしまった。
ジャン黒糖

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